
40代になると、親の介護と自分の人生設計が同時に迫ってくることがあります。昼は職場、夜は介護の続き。そんな日々の中でも、
将来のために婚活を続ける人がいます。今回は、母親の介護をしながら婚活を続けている40代女性からのご相談をご紹介します。

ご相談ありがとうございます。真心マッチ編集部のぱんこです。今回は「親の介護と婚活を両立させたい」について、自身の経験も交えてお伝えしていきます。
相談内容
母の介護をしながら婚活を続けています。仕事が休みの日は朝から母の着替え、食事の支度、薬の管理、病院への付き添いで一日が終わります。買い物や調理をする時間も体力もないので、コンビニ弁当で切り詰めています。婚活は、アプリを数日おきに開くだけ、イベントも月に1回行ければいい方。それでも将来を一緒に歩んでくれる相手を見つけたいです。この状況で婚活を続ける方法はありますか。
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この状況の大変さを認めることから
介護と婚活の両立は、時間的にも精神的にも負担が大きいものです。介護が長く続くほど、自分のことを後回しにしてしまいがちですが、
まずは「今の自分は本当によくやっている」と認めましょう。同じような状況の方が、親の入浴介助を終えた直後に婚活イベントに向かい、
会場に着いた時にようやく息をつけた──そんな経験を話してくれたことがあります。あなたも、日々そのくらいの努力をしているのです。
時間を生み出す工夫
介護サービスやデイケアを利用して、週に数時間だけでも自分の時間を確保しましょう。コンビニより宅配弁当を利用するのも一つの選択です。
ある女性は、宅配弁当を導入したことで週3〜4時間の余裕が生まれ、その時間を婚活アプリのやり取りに充てられたそうです。
出会い方を選ぶ
初対面から全てを話す必要はありませんが、ある程度関係ができたら正直に伝えましょう。ある女性は、3回目のデートで介護の現状を話し
スケジュール帳を見せながら「この日なら」と説明。相手は「大変な中で時間を作ってくたのね」と理解を示し、むしろ距離が縮まったそうです。
心のケアも忘れずに
介護による疲れや罪悪感は、婚活への意欲を削ぎます。好きなカフェで1時間だけゆっくりする、短い散歩をする、季節の花を見に行く
小さなリフレッシュが大事です。ある相談者は、桜並木を歩いた日、「また誰かと」と思い直し、婚活を再開したと話してくれました。
介護士として伝えたいこと

真心マッチ編集部のぱんこすです。僕は介護士として働いていました。その経験からお伝えすると、今の介護は昔と比べて環境が大きく変わっています。
施設の数も増え、海外から働きに来てくれる方も多く、以前ほど介護が一人に集中する状況は減ってきました。親御さんが団塊世代であれば、
自治体や国のサポートも利用しやすいはずです。婚活と介護を完全に両立させようと無理をするよりも、信頼できる施設やサービスに一部を任せ、
ご自身の人生の時間を確保することも大切です。実際に、認知度や生活スタイル(生活保護など)によって利用できる施設はあります。
まずは、お住まいの自治体や地域包括支援センターへご相談ください。
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