「気づいたら、相手のことばかり考えてしまっている」 「自分を大切にしてくれない人でも、なぜか離れられない」
そんな声を、特にシングルマザーの方から多くいただきます。
ひとりで子育てをしてきた日々、ふと心細さを感じたとき、「誰かに頼りたい」「寄りかかりたい」という気持ちが芽生えるのは、自然なことです。
婚活アプリを通じて新しい出会いを求める中で、心の隙間にすっと入り込んでくる存在に、つい依存してしまうこともあります。
今回は、「依存から抜け出したい」と感じているあなたへ、心を守りながら再出発するための考え方と対処法をお届けします。
なぜ婚活アプリ依存に陥るのか?→不安と過去の傷が引き金

依存は、愛情の裏返しではなく「不安」の表れです。たとえば、こんな思いに心当たりはありませんか?
- 一人になるのが怖い
- 自分に価値がないように感じる
- 嫌なことをされても「私が我慢すればいい」と思ってしまう
こうした感情の根っこには、「過去に大切な人に裏切られた」「心から信じていた相手に傷つけられた」経験があることが少なくありません。
だからこそ失敗したくない。自分を守るために無意識に相手に依存し見ないふりをしてしまう。まずは、その感情を責めずに受け止めることが大切です。
依存を防ぐ3つの具体策:前もってできる対策

以下は、婚活を始める前や取り組みながら実践できる「依存を防ぐ3つの具体策」です。
- 子育てと仕事のスケジュールを工夫し、自分だけの時間を確保
- 友人・家族と定期的に連絡を取り合い、相談できる相手をつくる
- 趣味や地域の交流イベントに参加し、婚活以外のコミュニティを持つ
婚活アプリだけに心を依存しないためには、まず日常生活の中で「自分を大切にする時間」を意図的に確保しましょう。
プロフィール作成時に「自分の軸」を明確にする
- 結婚に対する優先順位(子どもとの時間、経済的安定など)を明示
- 自分の趣味や価値観を具体的に書き、共通点のある相手に絞ってマッチング
- 「真剣度」を伝える文言(例:「子どもとの未来を一番に考えています」)を入れる
プロフィールに書くことで、マッチする相手の質を高め、無駄なやり取りを減らします。これによって、不安から依存に走るリスクが下がります。
メッセージ段階でペースを意識し、「距離を保つ」
- 最初のメッセージは週1~2回程度など、自分のペースを決めてやり取り
- 相手の返信速度に合わせすぎず、自分の節度(時間)を守ること優先する
- ビデオ通話やカフェデートなど、必ず対面前に相手の雰囲気を確かめる
頻繁に相手のステータスをチェックしたり、すぐにLINE交換を提案したりすると、相手にも呆れられる可能性があります。
自立した心を育てる3ステップ
自分の時間を大切にしながら、一定のペースでコミュニケーションすることで心の安定を保ちましょう。続いて、自立した心を育てる3ステップです。
感情の名前を言葉にしよう
寂しいなど、自分が感じている感情を否定せず、紙に書き出してみましょう。自分の感情を言語化することで、客観的に向き合えるようになります。
毎日の達成をリスト化する
子どもと公園に行けた、仕事のタスクをひとつ終えられたなど、日々の行動を達成リストとして記録し、自分を褒める習慣を作りましょう。
自分を大切にする基準を設定する
相手の要望ばかり優先すると自尊心が下がります。自分が譲れない条件(例えば「週末は子どもの迎えを最優先」など)をあらかじめ決める。
まとめ:依存から抜け出し、安心できる再出発へ
誰かを信じるのが怖いのは、それだけ真剣だった証拠。 誰かに寄りかかりたくなるのは、今までひとりで頑張ってきたから。
でも、これからのあなたの婚活は、「誰かに満たしてもらうため」ではなく、 「一緒に歩いていける人を探すため」であってほしい。
自分を偽らず、少しずつでも本音を伝えていける関係は、 きっとあなたにとって心地よく、安心できるものになるはずです。
どうか、あなたの再出発が、優しさに満ちたものでありますように。こちらの記事もお読みいただけると嬉しいです。私たちのマイクロブレイバリー
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