最近の有名人の報道を見て、「初対面の人と密室で会う」ことのリスクについて考え直したいと思った方もいるのではないでしょうか。
私の体験談になりますが、婚活アプリで出会って、はじめてのデート。「車で迎えに行くよ」と言われて、“優しい人かも”と思ったけど…
車に乗った瞬間から、どこか違和感が消えなかった。そんな誰もが経験する密室というリスク、今日は、マッチング後の初デート「車で迎えに行く」はアリ?ナシ?をお伝えします。
【体験談】マッチング後の初デートで車に乗った

はじめて会った彼に「駅まで迎えに行くよ」と言われた。ありがたいなと思って、そのまま乗り込んだ。でも、車内はなんだか静かで、距離が近すぎて、気をつかう空気。ふたりきりになると、話題も空気も“重たく”なるって、あると思う。
その彼は途中から、やたらと将来の話をしてきた。「ぱんこさんみたいな人と結婚したら幸せだろうな」「これって、運命かもね」
……うん、まだ1回目だよ。私は“ただ車に乗っただけ”なのに、彼は“心が通じた”と思ってるみたいで、怖かった。
再婚・子持ち女性が感じる「空気を壊さない苦しさ」
私の知人にもいましたが、マッチング後の初デートで、子どもが帰ってくるから急いで帰らなきゃと言っても、男性から「送るよ」と車に誘われるなど、
相手は善意でも、気を遣って断れなかった結果、無言のプレッシャーを感じたといっておりました。この人、もしかしてもう心を許してくれたって思ってる?
という勘違いに直面…警戒しすぎだと言う人もいますが、気をつけてほしいこともあります。一部の非道な人間は確実にいるということです。
実際にあった密室の危険な事例
2024年に発生した“マッチングアプリで知り合った男性が車に連れ込んだ”という事件。「まさか自分が」と思っていた人ほど、状況に巻き込まれやすい。
ニュース事例(読売新聞社):マッチングアプリで会った20代女性に、睡眠導入剤飲ませ乱暴…58歳の男を再逮捕
婚活における安心できる空気の重要性
続いては、事件に巻き込まれないためにも未然に防ぐことをお伝えします。
ブライダルネットの婚シェルからも言われましたが、初回デートは、開けた空間・帰りやすい時間・対等な場所が鉄則。雰囲気より安全性です。
第一印象を崩さず、信頼を築くためにも密室回避は前提として伝えておくのが正解でしょう。
密室=親密と錯覚されやすい構造に注意
先ほどの体験談でもわかるように、優しさだと思っていたエスコートが、相手には“もう脈アリ”の合図に見えていた…なんてこともありますので。
初対面での“密室デート”は、思いやりではなく危機管理も大切です。
- 車や家など“逃げ場のない空間”では、人は相手のペースに飲まれやすい
- 「優しさ」ではなく「支配感」になることも
- 特に男性側は「送ってあげる=好意に応えたと勘違い」しやすい場面
【提案】最初のデートは逃げられる場所から始めよう
これは婚活あるあるだと思いますが、自分の無防備さを反省した経験。次からは最初はカフェでと決めました。詳しくはこちらです。
- カフェ、ファミレス、公園など「周りに人がいる空間」がベスト
- “帰ります”が言える距離感を大切に
- 送迎は断ってもOK。「人見知りなので」と言ってもいい
このエッセイのもとになった放送はこちら
真心ラジオ『密室で婚活は危険?有名人の報道を見て思い出したこと』でお伝えしました。
まとめ
マッチング後の初デート「車で迎えに行く」はアリ?ナシ?の答えはナシが正解です。ただ目的によっては異なります。そして、密室=悪ではありません。
でも、関係性ができていないうちに密室で会うのは、自分の感覚を押し殺してしまうきっかけになることもあります。「なんか無理…」っていう直感は、
あなたが自分を守るために発してる大事なサインです。安心して、ちゃんと話せる関係から始めていこう。あなたの“違和感”は、間違っていません。
関連記事
