突然ですが、シングルマザーの恋愛って、やっぱり難しいですよね。私も子育てをしながら、婚活メディア「真心マッチ」の編集長として働いています。
私自身は、去年ブライダルネットで知り合った男性と婚約しました。一方で、同じ時期に妹は一人娘を抱えて離婚という大きな決断をしました。
苦しそうな姿を見ていたからこそ、離婚後は少し安心しました。
けれど、小学生になる娘との新しい生活は、決して簡単なものではありませんでした。
ある日、私の家に遊びに来た妹が、真心マッチで紹介した「マリッシュ」の記事を見ながら、少し興味を持ったようで……。
今回は、そんな妹が“前を向くきっかけ”となった出来事を綴ります。
心が擦り減って疲れていた

妹は、娘の前ではいつも笑っていました。でも、私の前では何度も泣いていたことを知っています。無理をして明るく振る舞うその姿が
どれほど苦しいか――姉である私は、痛いほど分かっていました。
妹のプライバシーを守るため詳細は伏せますが、離婚の原因は旦那の浮気。しかも社内不倫だったようで、真実を知った妹は弁護士に相談し、元旦那とは会うこともなく離婚へと至りました。
ただ、離婚といっても生活費や親族関係の問題が絡み合い、スムーズにはいきませんでした。
妹は感情的になって、浮気相手の勤務先に連絡してしまい、結果として元旦那と浮気相手は自主退職する形に。元旦那からの生活費は途絶え、妹は保険営業として働くことにました。
そして4年が過ぎた今、妹は「マリッシュ」を登録することになります。
妹が婚活をはじめた

先日、真心マッチで、マリッシュの記事を書いている最中に、実家から野菜を取りに来た妹が私の家で寝そべりながらこう言いました。
「そのマリッシュって、どうなの?」
私は妹にマリッシュトップページの幸せレポートを見せてみることにしました。
「いいなぁー、うらやましい。でも、私は信じられないの……また浮気されたら、もう立ち直れない気がする」
その言葉を聞いて、妹は“人を信じる力”を失っていたのだと感じました。
妹を気分転換にランチに誘い、いろいろ話す中で、元旦那の家族が娘に会いに来たり、生活費が送られてこなかったりといった悩みも聞きました。
「恋愛するなら結婚相談所がいいんじゃない?」と提案した私に、妹は「そこまでは重いかな」と答えました。
そこで再び紹介したのが、シングルへの理解がある機能や悩みとかも相談できるコミニュティが特徴的な婚活サービス「マリッシュ」です。
女性は無料で使えることもあり、妹は少し気楽な気持ちで登録することにしました。
リボンマークの男性から「いいね」が届いた

真心マッチを運営している立場から、私は多くの婚活成功談・失敗談を見てきました。だからこそ、“タイミング”の大切さを強く感じています。
妹も「この人、どうかな?」と気軽に相談してくれるので安心でした。
そんな中、リボンマーク付きの男性から「いいね」が届きました。このリボンマークは相手を選ぶ際の重要なポイントになります。
再婚・シングルへの理解があるユーザーは、プロフィールにリボンマークを表示可能。お互いに配慮のある出会いが生まれやすくなっています。
婚活する中で妹が心を開いた理由

男性のプロフィールには、こう書かれていました。
片親で育ちましたが、昨年親を亡くして寂しさから登録。どこかで心配してくれている気がして、早く幸せになりたいです。
どこか重く見えるようでいて、妙にリアルな言葉。嘘っぽくない、という直感があったようです。
妹と彼は年齢も近く、「この人もいろいろあったのね」と感じた妹は、やりとりを始めました。
そして最近、妹はよく笑うようになったのです。私の中では、これも立派な婚活成功談です。
婚活成功談なの?
なぜなら―― あの妹が、もう一度“人を信じよう”と思えたこと。 そして、その一歩を踏み出して、前に進み始めたこと。
結婚や出産ではなく、“心を取り戻す”というかけがえのない変化こそが、私にとっての「成功」です。マリッシュに感謝しています。
これから先のことは、姉として静かに見守りたいと思います。どうかこの小さな物語が、どこかの誰かの一歩につながりますように。
おわりに
恋愛や婚活は、年齢や境遇に関係なく、いつだって再スタートが切れるもの。妹のように、人を信じる気持ちが少しでも戻った瞬間こそが、「婚活の成功」と呼べるのかもしれません。
最近、妹は娘と一緒に、次の週末に映画を観に行く約束をしたそうです。あの頃には想像もできなかった、穏やかな日常のひとコマが少しずつ戻ってきているのを感じます。これまでの頑張りをずっとそばで見ていたから、姉として本当に嬉しい(涙)
編集部からのお知らせ

当サイト「真心マッチ」では、婚活サービスでの成功体験談を長く募集してきました。しかし正直に言います――投稿は、なかなか来ませんでした。
失敗談は話しやすくても、成功談ってどこか気恥ずかしいもの。ましてや顔も名前も知らない編集部に、そんな幸せの一部を預けてくれる人は多くありません。
現時点の成功談は、編集部メンバー・ぱんこすによる「ユーブライドでの再出発ストーリー」のみ。
それでも、私たちは“リアルな声を届けたい”という想いを変えることなく、この記事を書き上げました。最後までお読みくださりありがとうございます。
この記事は、真心マッチ編集長ぱんこの家族の話であり実話です。 一部、人物や状況をぼかした描写を含みますが、実際の感情に基づいています。