体験談の著者
ぱみこ
お菓子作り
マッチングアプリで結婚したり、浮気されたりと、さまざまな経験をしてきたシングルマザー。恋愛や結婚に関するリアルな体験を元に、読者に寄り添った情報をお届けします。
マッチングアプリで知り合った男性の職務経歴が実はすべて嘘だった。
そんな場合、慰謝料を請求できるのでしょうか?また、どのように対応すれば良いのでしょうか?
これは私自身の経験ではありませんが、実際に寄せられたご相談内容をもとに、職歴詐称の失敗談や対応策について詳しくお伝えします。
職歴詐称に気づいたきっかけ
お問い合わせによると、男性が最初に語っていた「大手で管理職をしている」という話が付き合いを深めるうちに不自然に感じられるようになったそうです。
ある日、SNSで偶然にも彼の本当のプロフィールを見つけてしまい、実際にはアルバイトをしているだけだったことが判明しました。
このように、相手の言動や情報の矛盾から嘘に気づくケースは少なくありません。では、こうした場合に慰謝料を請求できるのでしょうか?
慰謝料請求の可能性
職歴詐称に関して慰謝料を請求できるかどうかは、ケースバイケース。
以下のポイントを基準に考えてみましょう。
慰謝料が認められるケース
- 婚約していた場合
職歴詐称が婚約破棄につながった場合は、精神的苦痛として慰謝料が認められることがあります。 - 金銭的被害があった場合
相手の嘘を信じて金銭を貸したり、財産を提供した場合も、詐欺に該当する可能性があります。
慰謝料が難しいケース
- 交際中の嘘
単なる交際中で、金銭的被害がない場合は慰謝料請求は難しいことが多いです。 - 証拠が不十分
相手が職歴を詐称していたという証拠がない場合、請求は難航します。
このように、法的な対応を考える際には、まず専門家に相談することが重要です。
情報源として、シングルマザーを応援してくれる法テラスも利用すると良いでしょう。
法テラスとは?
法テラスでは、無料で法律相談を受けることができ、シングルマザーや低所得者にとって頼りになる存在です。
掲載された実例
日本司法支援センター(法テラス)によると、マッチングアプリに関連する相談件数は、2019年度の約150件から23年度(3月5日現在)は約600件と4倍に増加。
出典:長崎新聞
脅迫を受けた場合
もし法テラスに相談中に恐怖を感じるような行為を受けた場合は、すぐに警察に相談しましょう。
職歴詐称が発覚したときの対応法
1. 冷静に事実確認をする
相手に直接確認する前に、SNSや共有した情報をもとに証拠を集めましょう。焦って感情的に動くと、逆に相手から攻撃されるリスクもあります。
2. 必要であれば弁護士に相談
慰謝料請求や法的措置を考える場合は、弁護士に相談するのがベストです。証拠をもとに、具体的なアドバイスをもらいましょう。
3. アプリ運営に通報
マッチングアプリの利用規約には虚偽情報の禁止が含まれていることが多いです。運営に通報することで、同じ被害を防ぐことができます。
失敗談から学ぶポイント
マッチングアプリでの出会いは便利ですが、慎重さも必要です。以下のポイントに注意することで、リスクを減らすことができます。
- 相手の話を鵜呑みにしない
特に高収入や高学歴を強調する場合は冷静に見極めましょう。 - 矛盾に敏感になる
小さな違和感を見逃さず、早めに確認する。 - 信頼できる人に相談する
友人や家族に相談して客観的な視点をもらう。
職歴詐称に気づいたときの感情とその後の選択
お問い合わせの内容によると、彼の職歴が嘘だと知った瞬間、驚きや怒りで頭が真っ白になったそうです。
「こんなに信じていたのに」と、裏切られた気持ちでいっぱいだったといいます。
しかし、感情が落ち着くにつれて、「この相手に時間やエネルギーを使うべきではない」と冷静に考えるようになりました。
実際に、相手を訴えようかとも考えたそうですが、現実的な問題として彼には財産や安定した仕事がないことが分かり、訴えても意味がないと判断。
最終的には、接触を避ける形で関係を終わらせることを選びました。「怖いけれど、この経験を教訓に前に進むしかない」と語られていたのが印象的です。
まとめ
職歴詐称に騙されることは精神的にも辛い経験です。しかし、冷静に対応し、必要であれば法的措置を取ることで、解決への道が見えてきます。
マッチングアプリを利用する際は慎重さを忘れず、健全な出会いを楽しみましょう。実際にあった失敗談をもとに、この記事が参考になれば幸いです。